要約
エンコーディング変換後の文字が存在しない場合に発生する例外。
UTF-8 にしかない文字を EUC-JP に変換しようとした場合などに発生します。
"\u2603".encode(Encoding::EUC_JP) #=> Encoding::UndefinedConversionError: U+2603 from UTF-8 to EUC-JP
変換が多段階でなされ、その途中で例外が生じた場合は、例外オブジェクトが保持するエラー情報はその中間のものになります。
ec = Encoding::Converter.new("ISO-8859-1", "EUC-JP") # ISO-8859-1 -> UTF-8 -> EUC-JP begin ec.convert("\xa0") # NO-BREAK SPACE, which is available in UTF-8 but not in EUC-JP. rescue Encoding::UndefinedConversionError p $!.source_encoding #=> #<Encoding:UTF-8> p $!.destination_encoding #=> #<Encoding:EUC-JP> p $!.source_encoding_name #=> "UTF-8" p $!.destination_encoding_name #=> "EUC-JP" puts $!.error_char.dump #=> "\u{a0}" p $!.error_char.encoding #=> #<Encoding:UTF-8> end
目次
- インスタンスメソッド
継承しているメソッド
- Exceptionから継承しているメソッド
インスタンスメソッド
destination_encoding -> Encoding
[permalink][rdoc][edit]-
エラーを発生させた変換の変換先のエンコーディングを Encoding オブジェクトで返します。
[SEE_ALSO] Encoding::UndefinedConversionError#source_encoding
destination_encoding_name -> String
[permalink][rdoc][edit]-
エラーを発生させた変換の変換先のエンコーディングを文字列で返します。
[SEE_ALSO] Encoding::UndefinedConversionError#destination_encoding
error_char -> String
[permalink][rdoc][edit]-
エラーを発生させた1文字を文字列で返します。
ec = Encoding::Converter.new("UTF-8", "EUC-JP") begin ec.convert("\u{a0}") rescue Encoding::UndefinedConversionError puts $!.error_char.dump #=> "\u{a0}" end
source_encoding -> Encoding
[permalink][rdoc][edit]-
エラーを発生させた変換の変換元のエンコーディングを Encoding オブジェクトで返します。
変換が多段階になされる場合は元の文字列のものではないエンコーディングが返される場合があることに注意してください。
[SEE_ALSO] Encoding::UndefinedConversionError#destination_encoding
source_encoding_name -> Encoding
[permalink][rdoc][edit]-
エラーを発生させた変換の変換元のエンコーディングを文字列で返します。
[SEE_ALSO] Encoding::UndefinedConversionError#source_encoding