要約
to_io で返されるソケットオブジェクトにメソッドをフォワードするモジュールです。
OpenSSL::SSL::SSLSocket や OpenSSL::SSL::SSLServer といったソケットの SSL ラッパクラスにソケット関連のメソッドを定義するために使われます。
目次
- インスタンスメソッド
インスタンスメソッド
addr -> Array
[permalink][rdoc][edit]-
ラップされているソケットの接続情報を返します。
IPSocket#addr と同様です。
closed? -> bool
[permalink][rdoc][edit]-
ラップされているソケットが close していたら true を返します。
do_not_reverse_lookup=(bool)
[permalink][rdoc][edit]-
真を渡すとアドレスからホスト名への逆引きを行わなくなります。
BasicSocket#do_not_reverse_lookup と同様です。
- [PARAM] bool:
- 真で逆引きを抑制します
fcntl(cmd, arg=0) -> Integer
[permalink][rdoc][edit]-
ラップされているソケットに対してシステムコール fcntl を実行します。
IO#fcntl と同様です。
- [PARAM] cmd:
- IO に対するコマンドを、添付ライブラリ fcntl が提供している定数で指定します。
- [PARAM] arg:
- cmd に対する引数を整数、文字列、booleanのいずれかで指定します。
- [EXCEPTION] Errno::EXXX:
- fcntl の実行に失敗した場合に発生します。
- [EXCEPTION] IOError:
- 既に close されている場合に発生します。
getsockopt(level, optname) -> String
[permalink][rdoc][edit]-
ラップされているソケットのオプションを設定します。
BasicSocket#getsockopt と同様です。
- [PARAM] level:
- getsockopt(2) の 第二引数のlevel に相当する整数を指定します
- [PARAM] optname:
- getsockopt(2) の 第三引数のoption_name に相当する整数を指定します
peeraddr -> Array
[permalink][rdoc][edit]-
ラップされているソケットの接続先相手の情報を返します。
IPSocket#peeraddr と同様です。
setsockopt(level, optname, optval) -> 0
[permalink][rdoc][edit]-
ラップされているソケットのオプションを設定します。
BasicSocket#setsockopt と同様です。
- [PARAM] level:
- setsockopt(2) の level に相当する整数を指定します
- [PARAM] optname:
- setsockopt(2) の option_name に相当する整数を指定します
- [PARAM] optval:
- 設定される値を文字列で指定します。
- [EXCEPTION] Errno::EXXX:
- オプションの設定に失敗した場合発生します。