dynamic include: OpenURI::OpenRead (by open-uri)
要約
FTP URI を表すクラスです。
目次
継承しているメソッド
- URI::Genericから継承しているメソッド
-
- +
- -
- ==
- absolute
- absolute?
- coerce
- component
- default_port
- find_proxy
- fragment
- fragment=
- hierarchical?
- host
- host=
- hostname
- hostname=
- merge
- merge!
- normalize
- normalize!
- opaque
- opaque=
- parser
- password
- password=
- path
- path=
- port
- port=
- query
- query=
- registry
- registry=
- relative?
- route_from
- route_to
- scheme
- scheme=
- select
- to_s
- user
- user=
- userinfo
- userinfo=
特異メソッド
build(ary) -> URI::FTP
[permalink][rdoc][edit]build(hash) -> URI::FTP
-
引数で与えられた URI 構成要素から URI::FTP オブジェクトを生成します。引数の正当性を検査します。
例:
require 'uri' p URI::FTP.build([nil, "www.example.com", 10020, "/path", 'a']) #=> #<URI::FTP:0x201c4f9c URL:ftp://www.example.com:10020/path;type=a> p URI::FTP.build({:host => "www.example.com", :path => "/path", :typecode => 'a'}) #=> #<URI::FTP:0x201bd9cc URL:ftp://www.example.com/path;type=a> p URI::FTP.build([nil, 'example.com', nil, '/foo', 'i']).to_s #=> 'ftp://example.com/%2Ffoo;type=i'
- [PARAM] ary:
-
構成要素を表す文字列の配列を与えます。要素は
[userinfo, host, port, path, typecode]
の順です。typecode は、"a"、"i" あるいは "d" です。"a" はテキスト、"i" はバイナリ、 "d" はディレクトリを表します。"a" がテキストで、"i" がバイナリなのは、それぞれのデータタイプがFTPのプロトコルで ASCII と IMAGE と呼ばれていたためです。 - [PARAM] hash:
-
構成要素を表すハッシュを与えます。ハッシュのキーは
:scheme, :userinfo, :host, :port, :path, :typecode
のいずれかです。ハッシュの値は文字列です。typecode は、 "a"、"i" あるいは "d" です。"a" はテキスト、"i" はバイナリ、 "d" はディレクトリを表します。"a" がテキストで、"i" がバイナリなのは、それぞれのデータタイプがFTPのプロトコルで ASCII と IMAGE と呼ばれていたためです。 - [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 各要素が適合しない場合に発生します。
- [EXCEPTION] ArgumentError:
- typecode に定められた以外の文字を与えると発生します。
new(scheme, userinfo, host, port, registry, path, opaque, query, fragment, arg_check = false) -> URI::FTP
[permalink][rdoc][edit]-
汎用的な構成要素から URI::FTP オブジェクトを生成します。build と異なり、デフォルトでは引数の正当性を検査しません。
例:
require 'uri' p ftp = URI.parse("ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/;type=d") p ftp.typecode #=> #<URI::FTP:0x2010029c URL:ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/;type=d> #=> "d"
- [PARAM] scheme:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] userinfo:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] host:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] port:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] registry:
- nil を与えます。
- [PARAM] path:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] opaque:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] query:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] fragment:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] arg_check:
- 真が与えられた場合は、各引数が字句規則に適合しているか否かを検査します。適合しな い場合は例外 URI::InvalidComponentError が起ります。
- [EXCEPTION] URI::InvalidURIError:
- registry に nil 以外を与えた時に発生します。引数の正当性は、これ以外 デフォルトでは検査しません。
- [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 各要素が適合しない場合に発生します。
new2(user, password, host, port, path, typecode = nil, arg_check = true) -> URI::FTP
[permalink][rdoc][edit]-
URI::FTP オブジェクトを生成して返します。引数の正当性を検査します。
- [PARAM] user:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] password:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] host:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] port:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] path:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] typecode:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] arg_check:
- 真が与えられた場合は、各引数が字句規則に適合しているか否かを検査します。適合しない場合は例外 URI::InvalidComponentError が起ります。
- [EXCEPTION] ArgumentError:
- typecode が正当でなかった場合に発生します。
- [EXCEPTION] URI::InvalidURIError:
- 引数が invalid な場合に発生します。
インスタンスメソッド
typecode -> String | nil
[permalink][rdoc][edit]-
ファイル転送のタイプを文字列で返します。"a" はテキスト、"i" はバイナリ、"d" はディレクトリを表します。設定されていない場合は nil を返します。
typecode=(t)
[permalink][rdoc][edit]-
ファイル転送のタイプを文字列で指定します。
- [PARAM] t:
- ファイル転送のタイプを文字列で指定します。"a" はテキスト、"i" はバイナリ、"d" はディレクトリを表します。
- [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 不正な引数 s に対して発生します。