要約
ASN.1 データ型を表すクラス。
UNIVERSAL なタグを持つ ASN.1 値はこのクラスの2つのサブクラス、 OpenSSL::ASN1::Primitive もしくは OpenSSL::ASN1::Constructive のインスタンスとして表現されます。
それ以外の値はこのクラスのインスタンスとして表現されます。
目次
特異メソッド
new(value, tag, tag_class) -> OpenSSL::ASN1::ASN1Data
[permalink][rdoc][edit]-
ASN.1 値を表現する OpenSSL::ASN1::ASN1Data オブジェクトを生成します。
通常 UNIVERSAL なタグクラスを持つ ASN.1 値はこのクラスのサブクラスで表現されるため、tag_class はそれ以外(:CONTEXT_SPECIFIC、:APPLICATION、 :PRIVATE のいずれか)を指定します。
value としては、通常は文字列(IMPLICIT tagging 相当) もしくは OpenSSL::ASN1::ASN1Data の配列(IMPLICIT tagging相当) を指定します。
- [PARAM] value:
- そのオブジェクトが表現する値
- [PARAM] tag:
- タグ
- [PARAM] tag_class:
- タグクラス
インスタンスメソッド
tag -> Integer
[permalink][rdoc][edit]-
タグ番号を返します。
タグ番号です。Universal 型の場合は BOOLEAN = 1 から BMPSTRING = 30 のいずれかの値をとります。
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1::ASN1Data#tag=
tag=(tag)
[permalink][rdoc][edit]-
タグ番号を設定します。
- [PARAM] tag:
- 設定するタグ番号
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1::ASN1Data#tag
tag_class -> Symbol
[permalink][rdoc][edit]-
タグクラスを返します。
:UNIVERSAL、:CONTEXT_SPECIFIC、:APPLICATION, :PRIVATE のいずれかを返します。
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1::ASN1Data#tag_class=
tag_class=(tag_class)
[permalink][rdoc][edit]-
タグクラスを設定します。
- [PARAM] tag_class:
- 設定するタグクラス。:UNIVERSAL、:ONTEXT_SPECIFIC、:APPLICATION、:PRIVATE のいずれか
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1::ASN1Data#tag_class
to_der -> String
[permalink][rdoc][edit]-
ASN.1 値の DER 表現を返します。
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1.#decode
value -> object
[permalink][rdoc][edit]-
ASN.1 値に対応するRubyのオブジェクトを返します。
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1::ASN1Data#value=
value=(value)
[permalink][rdoc][edit]-
ASN.1 値に対応するRubyのオブジェクトを変更します。
- [PARAM] value:
- 設定するオブジェクト
[SEE_ALSO] OpenSSL::ASN1::ASN1Data#value