要約
X.509 証明書署名要求の attribute を表すクラスです。
OpenSSL::X509::Request#attributes で取り出すことや、 OpenSSL::X509::Request#add_attribute で追加することができます。
目次
特異メソッド
new(der) -> OpenSSL::X509::Attribute[permalink][rdoc][edit]new(oid, value) -> OpenSSL::X509::Attribute-
attribute オブジェクトを生成します。
引数が1個で、文字列であるならば、それを DER 形式のデータであると見なして attribute オブジェクトを生成します。引数が1個で、それ以外の場合は to_der メソッドで DER 形式に変換してからそれを attribute オブジェクトに変換します。
引数が2個の場合は、それぞれを attribute の Object ID (識別子)と値(内容)と見なして attribute オブジェクトを生成します。この場合、oid は Object ID の文字列、value には OpenSSL::ASN1::ASN1Data のインスタンスを渡さなければなりません。
- [PARAM] der:
- DER 形式の文字列、もしくは to_der を持つオブジェクト
- [PARAM] oid:
- Object ID 文字列
- [PARAM] value:
- 値を表す OpenSSL::ASN1::ASN1Data インスタンス
- [EXCEPTION] OpenSSL::X509::AttributeError:
- attributeオブジェクトの生成に失敗した場合に発生します。DER 形式文字列が不正であった場合、oid, value が不正であった場合などに発生します。
インスタンスメソッド
oid -> String[permalink][rdoc][edit]-
attribute の Object ID(識別子)を文字列で返します。
- [EXCEPTION] OpenSSL::X509::AttributeError:
- Object ID の取得に失敗した場合に発生します
[SEE_ALSO] OpenSSL::X509::Attribute#oid=
oid=(oid)[permalink][rdoc][edit]-
attribute の Object ID(識別子)を文字列で設定します。
- [PARAM] oid:
- 設定する Object ID 文字列
- [EXCEPTION] OpenSSL::X509::AttributeError:
- oidが不正であった場合に発生します
[SEE_ALSO] OpenSSL::X509::Attribute#oid
to_der -> String[permalink][rdoc][edit]-
自身を DER 形式のバイト列に変換します。
- [EXCEPTION] OpenSSL::X509::AttributeError:
- 変換に失敗した場合に発生します
value -> OpenSSL::ASN1::ASN1Data[permalink][rdoc][edit]-
attribute の値を OpenSSL::ASN1::ASN1Data のオブジェクトで返します。
- [EXCEPTION] OpenSSL::X509::AttributeError:
- 値の取得に失敗した場合に発生します
[SEE_ALSO] OpenSSL::X509::Attribute#value=
value=(val)[permalink][rdoc][edit]-
attribute の値を設定します。
引数には OpenSSL::ASN1::ASN1Data のオブジェクトを渡さなければなりません。
- [PARAM] val:
- 設定する値の OpenSSL::ASN1::ASN1Data オブジェクト
- [EXCEPTION] OpenSSL::X509::AttributeError:
- val が不正であった場合に発生します
[SEE_ALSO] OpenSSL::X509::Attribute#value