sysseek(offset, whence = IO::SEEK_SET) -> Integer
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lseek(2) と同じです。IO#seek では、 IO#sysread, IO#syswrite と併用すると正しく動作しないので代わりにこのメソッドを使います。位置 offset への移動が成功すれば移動した位置(ファイル先頭からのオフセット)を返します。
書き込み用にバッファリングされた IO に対して実行すると警告が出ます。
File.open("/dev/zero") {|f| buf = f.read(3) f.sysseek(0) } # => -:3:in `sysseek': sysseek for buffered IO (IOError) File.open("/dev/null", "w") {|f| f.print "foo" f.sysseek(0) } # => -:3: warning: sysseek for buffered IO
- [PARAM] offset:
- ファイルポインタを移動させるオフセットを整数で指定します。
- [PARAM] whence:
- 値は以下のいずれかです。それぞれ代わりに :SET、:CUR、:END、:DATA、:HOLE を指定する事も可能です。
- IO::SEEK_SET: ファイルの先頭から (デフォルト)
- IO::SEEK_CUR: 現在のファイルポインタから
- IO::SEEK_END: ファイルの末尾から
- IO::SEEK_DATA: offset 以降の次にデータがある位置へ(lseek の man ページ参照。Linux 3.1 以降のみ)
- IO::SEEK_HOLE: offset 以降の次にホールがある位置へ(同上)
- [EXCEPTION] IOError:
- 読み込み用にバッファリングされた IO に対して実行すると発生します。既に close されていた場合にも発生します。
- [EXCEPTION] Errno::EXXX:
- 移動に失敗した場合に発生します。
[SEE_ALSO] IO#seek