recvmsg(maxmesglen=nil, flags=0, maxcontrollen=nil, opts={}) -> [String, Addrinfo, Integer, *Socket::AncillaryData]
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recvmsg(2) を用いてメッセージを受け取ります。
このメソッドはブロックします。ノンブロッキング方式で通信したい場合は BasicSocket#recvmsg_nonblock を用います。
maxmesglen, maxcontrollen で受け取るメッセージおよび補助データ (Socket::AncillaryData)の最大長をバイト単位で指定します。省略した場合は必要なだけ内部バッファを拡大してデータが切れないようにします。
flags では Socket::MSG_* という名前の定数の biwsise OR を取ったものを渡します。
opts にはその他のオプションを渡します。今のところ :scm_right => bool というオプションのみ利用できます。このオプションに真を渡すと、 SCM_RIGHTS 制御メッセージを受け取ったときに、メッセージに含まれる IO オブジェクトを生成します。詳しくは Socket::AncillaryData#unix_rights を参照してください。
返り値は配列で得られます。
返り値の配列の最初の要素は受け取ったメッセージを表す文字列です。
2番目の要素は connection-less socket の場合には送り元のアドレスが Addrinfo オブジェクトとして含まれています。 TCP のような connection-oriented socket の場合は何が含まれているかはプラットフォーム依存です。
3番目の要素は受け取ったメッセージに付加されているフラグで、 Socket::MSG_* 定数の bitwise OR で表現されています。
残りの要素は補助データ(Socket::AncillaryData オブジェクト)です。
require 'socket' # UnixSocket#recv_io を recvmsg で実装する例 mesg, sender_sockaddr, rflags, *controls = sock.recvmsg(:scm_rights=>true) controls.each {|ancdata| if ancdata.cmsg_is?(:SOCKET, :RIGHTS) return ancdata.unix_rights[0] end }
- [PARAM] maxmesglen:
- 受け取るメッセージの最大長
- [PARAM] flags:
- フラグ
- [PARAM] maxcontrollen:
- 受け取る補助データの最大長
- [PARAM] opts:
- ハッシュオプション