tmp_dh_callback=(cb)
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一時的 DH 鍵を生成するためのコールバックを設定します。
暗号で一時的な DH 鍵を利用する場合にはこのコールバックが呼びだされ、呼びだされたブロックは適切な鍵パラメータを返さなければなりません。これで設定するブロックは
proc{|sslsocket, is_export, keylen| ... }
という引数を取るようにします。それぞれの引数の意味は
- sslsocket 通信に使われる OpenSSL::SSL::SSLSocket オブジェクト
- is_export 輸出規制のある暗号を利用するかどうかを0か0以外かで指定
- keylen 鍵長
となります。ブロックの返り値には適切な鍵パラメータを含む OpenSSL::PKey::DH オブジェクトを返します。鍵パラメータは keylen で指定された鍵長に対応したものでなければなりません。
OpenSSL::PKey::DH は DH パラメータと DH 鍵対を保持していますが、これで返されるオブジェクトはパラメータしか用いられません。
cb に nil を指定するとデフォルトのパラメータが利用されます。
デフォルト値は nil です。
- [PARAM] cb:
- 設定するコールバック
[SEE_ALSO] OpenSSL::SSL::SSLContext#tmp_dh_callback