sysread(maxlen, outbuf = "") -> String
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read(2) を用いて入力を行ない、入力されたデータを含む文字列を返します。stdio を経由しないので gets や getc や eof? などと混用すると思わぬ動作をすることがあります。
バイナリ読み込みメソッドとして動作します。
既に EOF に達していれば EOFError が発生します。ただし、maxlen に 0 が指定されている場合は、空文字列 "" を返します。
- [PARAM] maxlen:
- 入力のサイズを整数で指定します。
- [PARAM] outbuf:
- 出力用のバッファを文字列で指定します。IO#sysread は読み込んだデータをその文字列オブジェクトに上書きして返します。指定した文字列オブジェクトがあらかじめ maxlen 長の領域であれば、余計なメモリの割当てが行われません。指定した文字列の長さが maxlen と異なる場合、その文字列は一旦 maxlen 長に拡張(あるいは縮小)されたあと、実際に読み込んだデータのサイズになります。
- [EXCEPTION] IOError:
- 自身が読み込み用にオープンされていなければ発生します。
- [EXCEPTION] EOFError:
- IO が既に EOF に達していれば発生します。
- [EXCEPTION] Errno::EXXX:
- データの読み込みに失敗した場合に発生します。
第二引数を指定した sysread の呼び出しでデータが空であった場合(sysread が例外 EOFError を発生させる場合)、 outbuf は空文字列になります。
outbuf = "x" * 20; io = File.open("/dev/null") p((io.sysread(10,outbuf) rescue nil)) p outbuf => nil ""