read_nonblock(maxlen, buf) -> String
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通信路から maxlen バイトを上限としてデータを読み込み、文字列として返します。
即座に得られるデータが 1byte でも存在すればブロックしません。内部バッファが空でない場合はバッファのデータを返します。即座に得られるデータが存在しないときには例外が発生します。例外が発生した場合、内部のソケットが利用可能になってから再びこのメソッドを呼んでください。
基本的には IO#read_nonblock と同様です。しかし以下のような違いもあります。
このメソッドはソケットが書き込み不可能(IO::WaitWritable)という理由で例外を発生させる可能性があります。暗号プロトコルの関係上データの読み込みになんらかのデータの送受信が必要になる場合があるからです。
内部のソケットが読み込み/書き込み可能である場合でも、このメソッドが文字列を得られず、例外が発生する場合があります。というのは、暗号プロトコルによっては(とくにブロック暗号では) 通信データをある程度の大きさのブロック単位で暗号化/復号化するためです。
- [PARAM] maxlen:
- 読み込む長さの上限(整数)
- [PARAM] buf:
- 読み込みバッファ
- [EXCEPTION] EOFError:
- 読み込みが既に終端に到達している場合に発生します
- [EXCEPTION] OpenSSL::SSL::SSLError:
- ソケットが読み込み/書き込み可能状態になるのを待つ必要がある場合に発生します。読み込み可能状態を待つ必要がある場合には IO::WaitReadable を、書き込み可能状態を待つ必要がある場合には IO::WaitWritable を、それぞれ extend した例外オブジェクトが生成されます。